こんにちは、三澤です。
社長の直感で会社の経営方針や
社内体制が決まってしまう。
そんな会社は少なからずありますよね。
社長の直観で経営が好調なら称賛されますが
好調でなければ、ただの「暴走社長」と
思われて煙たがられます。
「やりたいから」
「これがくると思うから」
という感覚だけで経営をしていたら
当然会社の明日はなくなります。
結局、自分の直感を信じても
それが売上に繋がらなければ
その直感はなんの意味もないんです。
さらに直感で新しい事業を
始めたとします。
その事業が赤字なら
早めにその事業を止めなければ
会社が立ち行かなくなってしまいます。
「現金になっている」
「きちんと口座にお金が振り込まれている」
という「事実」がある仕事だけを残して
それ以外は削っていかないといけません。
例えば、メインの事業であっても
売上がなかった80%の仕事をやめて
利益のある20%の仕事に集中したら
どうなるでしょうか。
元々利益が上がっていた仕事です。
直感でやりたくない仕事であっても
利益がある仕事を集中してやれば
当然年商は伸びていきます。
ムダが生まれているなら
それを止める方針をすぐに出して
経営基盤を整えることが次のステップへの
第一歩になるんだと思います。
これを判断するには
数字という「事実」を把握して
感情を一切排除して合理的に判断を下す。
思い入れがあることほど
難しいかもしれません。
取捨選択をすることで利益が生まれるのなら
直感ばかりをあてにせず現実と向き合うことが
大事になってくるのではないでしょうか?
これは個人事業主にも同じことが
言えると思います。
逆に取引を行っている相手にとっても
あるいは同じことかもしれません。
取引の相手が個人ではなく企業なら?
「直感」だけに頼らないという話は
社長の会社経営だけの話ではなく
社員としての仕事のやり方にも
通じるところがあるはずですよね。
依頼主の一社員の直感を鵜呑みにして
利益の出ない仕事を請け負う。
これではいつまでたっても利益は生まれず
赤字が増える一方です。
仕事のやり方は十人十色です。
でも、「時間が足りない」
「成果に結びつかない」
など、うまくいっていないならば
今までのやり方でいいのか
考えるチャンスなのではないでしょうか。
利益がでないなら
直感や感情を一度完全に無視して
向き合いたくない事実に向き合って
変わるためにやるべきことをやる。
そういった決断も
時には必要なのではないでしょうか。
この先起きるピンチや難しい案件を受けた
「どう乗り越えるか」
その時の対処の仕方で
分岐点にもなるかもしれません。
何を諦めて何をつないでいくか。
直感で出てきたことを上手くやっていくには
どうしたらいいのか。
直感でやりたいと思ったことが
上手くいくのか。
そういったシミュレーションをするのも
面白いかもしれませんね。