こんにちは、三澤です。
個人で事業をしている
あるいは考えている人ならば
必ず聞いたことがあるであろう
「ニーズ」と「ウォンツ」。
あなたはこれの違いについて
正確に理解できていますか？
まずはそれぞれの定義を書くと、
ニーズ＝人間が生活上必要なある充足状況に
奪われている欠乏状態のこと。
ウォンツ＝そのニーズを満たすための
特定のモノが欲しいという
欲望のこと。
ということになります。
これだけを見ても、
なかなか理解しづらいと思います。
そこで、次のようなことを考えてみましょう。
・一番の違いとは何か？
・ニーズに対する本質とは何か？
・ウォンツに対する本質とは何か？
こうした視点で見ると簡単です。
つまり、
ニーズ＝必要なもの
ウォンツ＝欲求から生まれるもの
これだけです。
これをもう少し分解して見てみましょう。
◇ニーズ＝必要なものとは？
生きていく上で
あるいは生活する上で必要なもの。
（空気や水や生活用品など）
専門的な話をすると、
ニーズはマズローの５段階欲求の内の
生理的欲求と安全欲求を
満たすためのものとして
考えることができます。
生きていく上で欠かせない、
身を守るためには欠かせない、
今の生活形態には必要なもの、
ということです。
続いて、
ウォンツについて分解して
見ていきましょう。
◇ウォンツ＝欲求から生まれるものとは何か？
ニーズに対して、欲求で欲しいと思うもの。
事例をいくつか挙げると、
「もっと広い家に住みたい」
「もっと可愛い服を着たい」
「もっとかっこいい車が欲しい」
などと言ったものになります。
要するに
生活に必要、あるいは
生きていく上で必要なものを
より高次元なものへと変化させるもの
と言うことができるでしょう。
専門的な話をすると
マズローの５段階欲求における
社会的欲求、尊厳欲求、自己実現欲求に
付随するもの、と考えることができます。
ニーズとは違って
全て欲求により作られているということ。
これが一番の大きな違いです。
こうして違いを比べてみると
ニーズとウォンツの違いは明確だと思います。
では、もしあなたのビジネスにおいて
クライアントに価値提供をするならば
「ニーズ」と「ウォンツ」のどちらを訴えた方が
より高い価値提供をすることをできるでしょうか。
正解は、ウォンツですよね！
現代のモノがあふれている社会では
ニーズとして商品を売っていても
ただあればよいのだから
価値転換をすることができません。
欲求により、より良いものを求めるのだから
そこに高価値を提供することで
より高い対価を手に入れることができます。
なのでキャッチコピーなどは
この要素に基づいて
つくられている必要があるのです。
そしてその際には
売るターゲットを明確にして
それに合わせた作り方をしなければならない
ということを忘れないようにしましょう。
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